東大寺南大門
1203年再建 大仏様 世界遺産・国宝 奈良市
751年に創建された東大寺は1180年戦火で消失、再建の任に当った僧重源は宋の様式を
取り入れた。この様式を大仏様という。
前へ前へとせり出し横に広がらない六手先(むてさき)の組物は、大きな軒の出を支えるのに
合理的で力強く、和様の繊細さ優美さと対照的である。
貫(ぬき)で軸部を固め長押(なげし)を用いない点、挿肘木(さしひじき)、軒天井を張らず構造材を
現す点、木鼻のくり形等が大仏様の特徴である。