浄土寺浄土堂(外観)
1197年建立 大仏様 国宝 兵庫県小野市
東大寺大仏殿を復興した重源が建てた専修念仏道場のひとつで、重源が手がけた大仏様
建築として東大寺南大門と並ぶ貴重な文化財である。
3間四方で各柱間が約6mと広いことや、屋根にほとんど反りがないことなどが大きな特徴。
大仏様のわかりやすい特徴として、挿肘木(さしひじき)、遊離尾垂木(ゆうりおだるき)、隅扇垂木
(すみおおぎだるき)、軒先の鼻隠板(はなかくしいた)、天井を張らない点等が挙げられる。
最小限度の構造材で軒を支えるという思想がそのまま形になって表れている。