780年頃建立　　和様　　国宝　　奈良県宇陀市
　桧皮葺（ひわだぶき）の軽やかな塔で、日本最小の五重塔である。（高さは法隆寺五重塔の約半分）
　支輪（しりん）があるが、鬼斗（おにと）は使わず、和様の発展段階の形である。
　三手目の斗（ます）の持ち出しが薬師寺東塔・西塔より小さくなっている。
　垂木は薬師寺東塔・西塔と同じく地円飛角（じえんひかく）である。